先日、”かかりつけ歯科医が実施する、診療室を核にした在宅支援”の講習を受けました。
歯科治療のと口腔ケアの延長線上に食べる機能の訓練を展開していく大切さを、
第一人者の先生から拝聴する貴重な機会でした。
地域の在宅診療や訪問歯科、高齢者介護予防の分野を担当する委員をさせていただいているので、幸運にも講演後に少しお話する時間を頂戴できました。
地道に在宅歯科診療に取り組んでいること、
患者さまとそのご家族から私の方が分けていただく幸せと喜びの大きさをお話すると、
励ましの言葉をかけてくださり、
先生がペンネームで執筆されている小説に
ステキなお言葉をいただきました。
“命のワンスプーン”
「穏やかに 心豊かに」
患者さまお一人おひとりの
今とこれまでの生き方の物語を、
読み解いていく診療の大切さを教わりました。
何度も開いては、励みにしています。
その後日に担当させていただいた子育てひろばでの赤ちゃん歯科のお話の際に、
この言葉をシェアさせていただきました。
悩みながら懸命に最初のひと口を価値あるものにしてあげたい保護者の方たちを前に、
はじめのひと口も
終いのひと口も
生まれてから最期のときまで
どうか
穏やかに 心豊かに
今日のワンスプーンを楽しんでいけますように。
人生は長いから、焦らず、のんびり、おおらかに。
とお伝えしました。
幸せな食べるをサポートできる歯科医師でありたいと思います。