口育てトレーニング。口トレ遊び紹介その2
口育ては
毎日の食事や遊びの中で取り組んでいくと
とても効率的。
診療の中で使用する口育遊びグッズをご紹介します、その2。
今回の写真にあるものは
⭐︎紙ふうせん
⭐︎かざぐるま
⭐︎ストロー
⭐︎フーセンガム
前回のその1に引き続き、
口唇と舌圧のバランス向上や口腔周囲筋の巧緻性の発達を促していくアクティビティです。
正しい舌位と筋の使い方や調整方法の習得につながり、
健全な呼吸様式及び咀嚼嚥下の獲得と歯列咬合の発達をめざします。
動作のシンプルなものから複雑なものまで、
各々の機能段階に応じて取り組みをお伝えしています。
ガムは駄菓子屋さんでおなじみのマルカワフーセンガムの歯科用。砂糖不使用。
ポケモンガムは噛むトレの名がついた、口腔機能育成のためのガムです。
かざぐるまは色選びや組み立てるところから取り組みます。手指の巧緻性があがることでしっかりとお箸やカトラリー・食器を扱うことができ、食事時の正しい姿勢保持や一口量の調整ができるようになることにつながります。
歯ブラシも上手に持てるようになります。
楽しみの中で
健康な顔を育てていきましょう!
前回お伝えしたのと同様に、
これらの口腔機能トレーニングは
大人たちにも有用です。
機能に衰えを感じ始めた口腔機能低下症・オーラルフレイルの方にも効果があることをお伝えしています。
ご遠慮なく、ご相談ください。
毎日の小さな継続が、
将来の「やっておいてよかった。」につながっていきます。
診療として使用するものは追加費用等はかかりません。
もちろん、そのままお持ち帰りできます。
おうちでも楽しみながら継続してみてください♪
(さらに取り組みたい場合、院内で販売もしています)
・
外来で
口腔機能トレーニングにいらしてくださる患者さまが、「孫と遊んでるみたい!」
とお話してくださいました。
少し若返るかしら?
と前向きに取り組んでくださるご様子に、
頭が下がる思いです。
30年以上も前のことですが、
私もよく祖父母と遊んだことを思い出しました。
選挙の投票について行くと、学校の校庭で紙ふうせんをもらったなぁ。とか。
お祭りに行くと、風車みたいなくるくる廻るやつとか、笛みたいなぴーぴー吹くやつとか買ってもらったなぁ。とか。
あの時、
こんなふうに育てられ躾けられたから
今このように活きているんだと
わかるようになったことが小児育成分野へ、
あの時、
もっとこんなふうにしてあげられたらよかったのに、
という悔いの念が老年歯科分野への意欲となって日々奮い立たされています。