生まれてすぐから3歳頃までの口腔発育を総合的に考え実践することで、その後の子どもの成長に大切な影響を与えます。哺乳、離乳、自分で飲む、手や道具を使って食べる、歯の手入れ、など、赤ちゃんが習得する多くの口腔の関連する発育過程を、統合的にケアすることで言語発達や正しい呼吸・咀嚼・飲み込み等を体得できるように導き、その習慣が青年期になってからも重要な育つ力として身につき、助けとなります。マタニティ歯科からの延長で実践していくと理想的です。
当院では、初めての歯がはえてきた赤ちゃんからデンタルケアを始められるように、コンビ株式会社の乳児用口腔ケア製品 テテオシリーズを導入しています。「プライマリー・オーラルケア」の”生まれた直後から3才頃までの口まわりの発育(口腔発育)を統合的に考えることが、その後の子どもの成長にとって重要だという考え方”に基づいて開発された製品です。
左から
歯の数1本〜 仕上げ磨き用
歯の数6〜8本 前歯がはえてきたら
歯の数9本〜 奥歯がはえてきたら
はえている歯の本数をめやすに使う歯ブラシをステップアップしていきます。
仕上げ磨き用は軸のカーブと毛先のラウンドがビギナーの保護者さまにも赤ちゃんの小さな口の中にあるはえたての歯に優しくしっかりと当たりブラッシングをすることができます。
前歯用と奥歯用はよくみると毛先の作りが違います。複数の歯がはえてきた1歳頃から、自分でも歯ブラシをもってケアを始められるように握りやすく丸みがある太めの持ち手になっています。
0歳から使うことができる歯みがき剤です。好きなフレーバーが見つかることで、歯みがきが楽しみになってくれるといいなと思います。ほとんど泡が立たない製品なので、歯面が泡で隠れず確実に磨くことができます。
赤ちゃんのデンタルケアは大切なことは知っているけれど、いつから、どんなふうに始めたらいいか悩んでいる保護者さまがいらっしゃいましたら、ぜひご相談くださいね。