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江戸東京野菜「寺島なす」

寺島なすを味わう催しに参加してきました。

寺島なすは江戸東京野菜の一つで、
その昔寺島町(現・東向島)一帯で栽培されていた野菜です。
現代に復活させるべく様々な取り組みがなされ、
少しずつ生産量が増えているそうです。

東向島が故郷の私にとって、
ある時急に現れた駅前の寺島なすプランター。
結婚して里を離れても、
帰省するたびに駅前のナスが目に入り、
なんだろうと気になること十数年。

この度、初めて食することができました。

前菜からデザートまで全てがナス料理。
全て墨田区で生産された寺島なすをこの催しで約280個お使いになったそうです。

まず
江戸東京野菜と寺島なすの紹介と解説
次に講談師さんによる”江戸東京野菜講談”
その後に寺島なすイタリアンフルコース

と、
イベント全体がナスづくしでした。

鐘ヶ淵の方に農場があり
テラスやビオトープが設けられ
今の季節蓮の花も見られるそう。
訪ねてみたいなと思いました。

講談を聞いたのも今回が初めてでした。
落語は以前から好きで聞きかじっており
漫談も聞いたことはありましたが
講談は初。
落語・講談・漫談の違いなども教えていただきながら
楽しみました。

講談師さんの帯がすてきで
写真を撮らせていただきました。
“瓜の蔓に茄子はならぬ”
の洒落で
瓜の蔓に茄子がなっている帯だそう。
帯留も茄子。

この夏の粋な経験となりました。