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“歯医者さんによる歯みがき以外の歯の話”

当院近くのこどものための学習施設でお話をしました。

様々な状況のお子さんたちが等しく学びと食の機会を得ることを目的とした”居場所”です。
発足当初から小さな支援の形で関わらせていただいています。

小学生に向けた夏休みプログラムの一環で
みんなで考えよう SDGs
3. すべての人に 健康と福祉を
の項目で担当させていただきました。

内容は題して
“歯医者さんによる 歯みがき以外の歯のはなし”

こどもたちが楽しんで参加できるように用意したのは
「フーセンガムを使った正しい噛み方」

これは口腔機能発達サポート及び顎顔面の発育促進を目的としています。
様々なメーカーも研究を重ねており、
近年有効な方法として注目を集めている機能訓練法です。

少し前は、
歯並びに不都合が出てから
自由診療で矯正治療をすることが主流でした。

今では、
歯ならびには理由があって、項目に当てはまれば
保険診療で歯列不正の原因をみつけるための検査や
その原因を取り除くためのリハビリテーションが受けられるようになりました。

家庭の状況によらず
どの子にも等しく
整った顎顔面の発達をめざす機会があります。

今日のお話をきっかけに
歯医者は気軽に訪ねられて、
なんでも相談できる場所であることを
知ってもらえたらいいなと思いました。

初々しい1年生からしっかり者の6年生まで
素直で一生懸命な愛らしいお子さんたちが参加してくれて
とても嬉しかったです。

また、同じボランティアの方ともお話ができたことも活動を続ける励みになりました。

このような好機をいただき、
ありがとうございました✨

毎日勉強していると
なんで勉強するんだろう。
しなくちゃいけないんだろう。
と思うことがあるかと思います。

おとなになってからも勉強する日々は続いていて、
それでもこどものときと違うのは
自分の学んだことが誰かの役に立っていることを
目に見えて感じられるようになって、
勉強がそれまでよりぐっと楽しくなってくることです。

勉強したことが誰かの役に立つと、
感謝や報酬(お金)をもらうことができます。
それでごはんを食べて、さらに勉強して
残った分を蓄えたり増やしたり誰かのために使ったりします。それを繰り返していきます。

大人になって誰かのために勉強ができる喜びは、
こどものときに自分のために勉強した経験が礎となって
強く大きくなっていくように感じています。

だから今、こどもたちには

いっぱい食べて
たくさん学んで
力を大きく蓄えてもらいたいなと思います。

そしてその培った力を
いつか大人になったら、誰かのために使ってください。

すてきな大人になってね♡