旅に欠かせない本・辞書。

約20年前、学生の頃に買ってもらった電子辞書。
電池を入れ替えてみたら動きました。
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中学生の頃に英語の授業が始まってから
海外の文化や語学に興味を持ち始めて、
当時通っていた中学高校の国際的な校風もあり
外国語や文化交流は常に身近にありました。
外国語を学習しようとすると
母国語を正確に理解している必要があることを実感し、
自分は知っている。意味がわかっている。
と思い込んでいる一つ一つの日本語の、
意味や定義をきちんと確認したくなってきました。
その頃から、”辞書”という書籍に、
なんとも表現しがたい不思議な魅力を感じて
お気に入りの本は?と聞かれると、辞書。と答えてしまうことが度々あります。
その頃は紙の辞書を使っていて、
新しい辞書は紙同士がくっついていてめくりづらいので、
一度引いたページはくしゅくしゅ丸めるようにしていました。
そうするとだんだん辞書がふわふわ分厚くなってきて
使いこなしてる感じになり、ページをめくりやすくなるんです🤭
カバーには海外のSEVENTEENの切り抜きや、留学生の子にもらったお菓子の包み紙などを貼って「マイ辞書」を作っていたなぁと思い出します。
たぶん、実家のどこかにあるんだろうな。
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大学生になり、
通っていた歯科大学の北米の姉妹校に訪問できる交換歯科学生プログラムの席をもらいたくて、
少しでも空き時間があれば英語の勉強をしていたなぁ、
と振り返っています。
当時はまだスマホはなくて、
どこにでかけるときも
ガラケー(iモード)と、この電子辞書を持ち歩いていたことを思い出します。
それまでの分厚い紙の辞書数冊が
この小さな薄い電子機器の中に、
広辞苑も
英和も和英も
Oxfordの英英・OALD、
ステッドマン医学辞典、
論文執筆用の語法・文例
全部収まっていて。感激でした。
買ってもらったときから
嬉しくて嬉しくて
どこにいくにもいつも小脇に抱えていて。
もちろん、北米の歯科大学訪問にも一緒に行きました。
学生時代の私を知っている人は
この投稿をみて
あー!見たことある🤣🤣
と思ったはず。笑
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時は流れて
スマホやタブレットがあれば
だいたいのものが調べられるようになり
辞書はいつのまにか置き去りに。
そのままライフスタイルが変わり、
海外や語学に触れることも、ほとんどなくなっていました。
長い時を経て
再起動してみた電子辞書の裏面からは
“今日の治療薬2007″が発掘。
あれから18.9年が経ったのか、と感慨深いです。

辞書は賞味期限があることは重々承知。
でも。。
まだ動くことがわかったから
また使ってみたいな、なんて思っています。
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11月にスウェーデンに予防歯科の研修に出かけます。
休診の期間がありますので、また改めてお知らせいたします。
学んできたことを、日々の診療で活かしていきたいと思っています。
よろしくお願い申し上げます。