北欧のテキスタイルと暮らし展に行ってきました🇸🇪🇫🇮

北欧では、
寒い冬を乗り切るために古くから織物が作られ、
それがインテリアやアートとしてテキスタイル文化が発展していったそうです。
手工芸が大量生産品の勢いに押されていた19世紀末、
スウェーデンの思想家、エレン・ケイによって著書
『Beauty for All』(美しさをすべての人に)が発表されました。
「美しいと感じるものと暮らすことが幸せをもたらす」
という考え方が北欧全域へと浸透し、人々に大きな影響を与えたとのことです。
暮らしの中で育まれた美しい手仕事から
デザイン性の高いモダンな織物やプリントまで
多種多様なテキスタイルを本展覧会では楽しむことができます。


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広く知られ若い世代にも人気の marimekkoのウニッコ柄。伝統的な衣装に施された刺繍。各々の家系で親から子へと伝えられた技法で生み出された織物など、
さまざまな手仕事の中にそれぞれの歴史や背景を知り、
守り受け継がれてきた文化を学ぶことができました。

また、当日は各アーティストさんのトークショーを聞くことができました。
日本でライブに聞くスウェーデン語にワクワクしながら全神経を耳に集中させ拝聴しました👂👀
このとき通訳さんがお召しになっていたお洋服が、
展示されていたテキスタイルデザインのプリントスカートで、そのさりげない身につけ方に
なんておしゃれなんだ♡と感動してしまいました。

ことばもファッションアイテムも、
選ぶセンスがあらわれるものだなぁ、と思いました。
3月16日まで日本橋高島屋で開催されています。
行ってみようかな。と思った方がいらっしゃいましたら、お渡しできるものがありますのでお声がけくださいませ✨

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展示の中で印象に残ったこと。
「こうしていると私たちの前に生きた人々が
私たちの暮らしの中に生き続けていると感じられます。
テキスタイルを見たりふれたりするとき
彼らがなんらかの形で今も存在しているのだと感じます。
ひと針ひと針に込められた想いや、
長く大切に使われてきた痕跡に触れることで、
作り手たちの気配や魂が今もそこにあると感じる。
そんな不思議な感覚になる。
それは理屈ではなく、
ただ美しく、深いぬくもりをもたらしてくれるもの。」
(展覧会図録および展示物より)
という記述でした。
この感覚は、
歯科医療という
同じように”手仕事”を業わいにする私も
日々かんじることがあります。
特にお歳を重ねられた患者さんが口腔内にお持ちの、
旧い治療をみたとき。
その治療痕に、
その方が長く信頼しかかりつけにしていた歯科医の先生による、その方を思い施した”仕事”を知ることができます。
それがたとえ、今は使われない術式や材料だとしても、
その当時に最善であり最適とされていた仕事であること。
いつも最大限の敬意を払い、その方と先生の大切にされていた診療を受け継ぐつもりで拝見しています。
そして、その方やご家族がその歯科医の先生のことをお話くださるとき、どれだけ先生を信頼し安心して自らの身体の一部を任せていたかを教えていただいています。
同時に、その先生が今はいない寂しさや不安という面も。
そのような感情をくみとり、ともに作ってこられた健康に最大限の敬意をもった仕事を心がけています。
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幸運なことに、来日されているアーティストさんとお食事の場をご一緒する機会をいただきました。
自分の言葉で伝えたい!とノートを片手に必死にスウェーデン語で文章を組み立てながらお話を。アーティストさんをはじめ周囲の方々の優しさに、もっともっとがんばって勉強しよう!と思いました。
