スウェーデン歯科研修滞在記⑦Malmö大学訪問

滞在中盤でストックホルムからマルメへ移動✈️
Malmö大学を訪れました。
建物と自然の美しいキャンパスです。


まず、Palwasha先生からmalmöの街の紹介や、大学や学部の説明、研究や教育システムのことなどを教えていただきました。
ちょうど博士号論文を提出したばかりとのことで、できたての論文をみせてくださいました。
ぜひ拝読したいと思います🎓

その後学生実習室の見学をしました。
最近新しくなったとのことでとてもきれい。
歯科は国は違えど同じ”ヒト”をみるHuman science。
機材は日本もスウェーデンもほぼ共通な印象です。

学科の履修内容としては、
学部レベルでOrofacial Pain が入っていることに驚きました。今の学生さんはもしかしたら日本でも学んでいるのかもしれませんが、私が歯学部の学生の頃は、病院実習で診療科としてみることはできても、授業の中で教科として教わることはありませんでした。当時まだ国内では新しい分野だったことや、基本的な一般歯科の診断と治療を習得・確立してからでないと理解が難しいからと説明を受け納得したことを覚えています。
学生〜研修医の頃に興味を持った分野だったので、
いろいろ質問してしまいました。
時間がゆるせばもっと深く知りたかったです。


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中庭には、かの有名なポッセルトの図形。
もう感動と興奮で何枚も写真を撮りました🤳

陽の光を浴びて、
とても美しい下顎の運動路でした。
見つめながら思わず咬頭嵌合位。
すぐに我に返って下顎安静位。
そして
科学的発見を芸術作品にしてしまうかんじが
すごく好きです。
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お昼は皆でランチ🥗
学術的な話は全然出ず、
なぜか両親の馴れ初めで話が弾み
あっというまに時間が過ぎました。

先生方が、すごくいきいきと、
おおらかに、朗らかにいるのをみて
“歯科医師でいることが好きか。”と聞くと
〇〇で働いていたときも、
△△として仕事をしていたときも、
自分で決めた。
自分がどう仕事をして、歯科のことに関わりたいか、
自分で決める自由があるから
歯科医師でいることを好きでいられる。
今は研究と臨床と、
そのバランスがいいかんじ!
と話してくれました。
自分らしく、自由でいること。
「freedom」のことば。
まったく同感😊
すてきなランチタイムでした☕️


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午後のMarie先生の講義は
salutegenesisについて。


社会全体で、さまざまな職種や機関で連携をとって
ひとりの人の健康を支えていく。
また、
人はそれぞれ自分自身の健康に責任をもち、
自ら健康を整え保つよう心がけ行動していく。
日本でもまさに言われ始めていること。
そしてその大きな連携の一部に、
日々歯科医師として関われることに
誇りとよろこびを感じました。
もっと時間があれば、
積極的に意見交換や情報共有をできたら
さらに深い学びになったのに!と思いました。
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帰り際にmalmöの歯科診療所にも訪問。
ここでも先生作のサイエンスアート・重層扁平上皮3部作🖼️





組織と病理の授業、
赤とピンクと紫の色鉛筆🎨大量消費しましたよね😂
顕微鏡🔬の中に広がる壮大な世界をアート作品として表現しようとする。
ポッセルトのスウェーデンバナナもそうですが、
欧州のそういう感性がとても好きです。
医学は科学に基づくアートである。
診断は科学、治療はアート。
dentist=doctor+engineer+artist
なんて言葉があるように、
科学と芸術は親和性の高い存在で
どちらも本質を探求し、
ほかのだれかにささげる
“the work”
なのだととらえています。