高齢者施設での訪問歯科診療研修。
普段私も訪問歯科診療をおこなっているため、とても楽しみにしていた研修の一つ。
国によってどんな”違い”があるのか、何か違いがあるのなら知りたいと思っていました。
リリアナ先生とアイリーンさん。

このチームに加わらせていただき訪問します。

車で高齢者施設へ向かいます。朝は渋滞。30kmくらい距離があるそうです。日本だと16km圏内なので遠く感じます。遠方の場合、状況によっては向こうでステイして診療するチームもあるそうです。
車はおなじみのロゴ、日本車トヨタカローラ。
いつもの道が工事中で、まわり道。訪問診療あるある。

到着すると準備をして診療開始です。
私も同じユニフォームを着て、同行させてもらいました。

レクリエーションの案内。
コンサートやカラオケ、クラフト。国は違えど、楽しみはだいたい同じ。

「おはようございます!」「まだ、準備ができてないのよ。」「あとで戻ってきますね。ごゆっくり!」
「歯、抜きたくないよ。だめ?」
「無理にしなくてもいいですよ。よく清潔にしましょう。むし歯のところは在宅でやれる範囲で修復しましょうね」
[#ナカニシ のビバメイト(歯を削ったり入れ歯を直したりする歯科医療機器)に#gc のフジナイン(むし歯を削った穴につめる材料)で切削修復。
歯間ブラシや歯ブラシは#tepe 。
私も同じものを使って診療しているので、嬉しかったです。]


(先生がご紹介してくれて)「あらあら、遠くから。おはよう、日本さん!」
「調子はいいってわけではないけど、まあまあいいかしら。」「よかった、よかった。」

初診の方「入れ歯?最近はずしてないなぁ。」
「はずして診てみましょう。」
(ご自身でも先生でもはずれない)
「…次回、もう一度やってみましょう。」
(しばらくして、患者さまご自身が力をこめてひっぱる)
「取れた!」
義歯内面に起こっていること。
口腔粘膜に起こっていること。
世界共通。
介護スタッフに、口腔ケアと義歯清掃のアドバイスをします。口腔内状況と必要なことを記載してバスルームに貼ります。
万国共通で #多職種連携 が大切。

入れ歯使用なし、無歯顎(歯が一本もない)患者さま。
「よく、噛めるよ。」
「痛いところはないですか?清潔を保ちましょう。この調子で!」
それが心地よいなら、そのまま。
望まないことはせず。

家族写真、若いころの写真、ご先祖の写真。
手作りの手芸品、手編みのセーター、
クロスワードパズル、フラワーアレンジメント。
お部屋にあるものは、スウェーデンも日本も同じ。
(※お部屋の写真を患者さま、先生共に快諾してくださいました。ありがとうございます。)
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リリアナ先生と私の診療スタイルがとても似ていて、見学させていただいてすごく心地よかったです。

「何かアドバイスあったら、教えて!」
「普段はこういうとき、どういうふうに診療している?」
「その治療、どういうふうにするの?知りたい!」
診療の合間や移動中に、このような声がけをしてくださいます。
ここでは、こうなの。私はこうしてるの。という接し方ではなく、
せっかくのこの機会、共に学びましょう。
お互いの知識や技術を共有しましょう!
という、
リリアナ先生の寛容で優秀なお人柄と
アイリーンさんのあたたかいお気遣いときめ細やかな説明のおかげで、
とても有意義で学びの多い研修になりました。
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リリアナ先生と私は共に10代女子を持つママ歯科医師。
ランチをしながら、車内で、移動中、
診療のこと、働き方のこと。家庭のこと。
たくさんのお話をしました。

すてきな出会いに、感謝しています。
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スウェーデンと日本。
診療に、患者さまに、医療者に、介護者に
どんな違いがあるのかな、何か違いがあるのかなと思っていました。
あえてあげるとするならば、
生物学的骨格と生活様式。
それぞれが互いに尊重しあい
敬意をもって接する。
相手の望むことを大切に、
自分のもつ能力を惜しみなく発揮し
感謝をもって受け取る。
思ったより
思った以上に
思ったとおりに
私たちは “同じ” でした。
