いちごの季節がやってきました。
苺狩りや苺フェア、いちごスイーツなど、街でいちごの文字を見かけることも多くなってきました。この時期を心待ちにしているいちご好き・いちごファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院にもいちごモチーフやストロベリーモチーフのデンタルケア用品が揃っています！

そこで今回は、旬の果物・苺と予防歯科の関係をお話ししようと思います。

お菓子やスイーツ、サラダやサンドイッチなどお料理やデザート、おやつ作りに幅広く使われる果物・苺。

いちごには、虫歯予防効果のあるキシリトール(100gあたり350mg)が豊富に含まれています。

キシリトールとは虫歯予防効果が実証されている天然甘味料です。
砂糖と同程度の甘さがあるにも関わらずカロリーが低く、
・虫歯の原因にならない
・虫歯の発生、進行を防ぐ
・歯のエナメル質を強化する
ことから、むし歯を抑制する効果があります。
虫歯の原因菌は通常、糖質(ショ糖)をエネルギーとして酸を作りだします。その酸が歯を溶かし”虫歯”になりますが、キシリトールはそのエネルギー源とならないため菌が酸を作ることができないことがわかっています。

また、いちごはその甘酸っぱさにより唾液の分泌を促進する効果があります。唾液が歯の汚れを流し、唾液の緩衝能から歯の石灰化を促すこともいわれています。

さらに、果物の中でも特に豊富にビタミンC(100gあたり62mg)が含まれています。
ビタミンCにはコラーゲン合成促進効果があり、壊れたコラーゲン線維の再生を促すことで歯ぐきを健康に保つ効果があります。

少し小腹がすいて甘いものが食べたい時も、満腹のときもさっぱりとほおばれて、歯と歯ぐきの健康を助けてくれるいちご。おやつやデザートに取り入れてみてはいかがでしょうか！