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「Form follows function.」形態は機能に追随する。

「Form follows function.」-形態は機能に追随する。

以前に口腔機能発達の講演で聞いたときから、
ずっと頭の中に残っています。
ある建築家のことばの引用だそうで
機能を追求するとおのずと美しさはついてくる。
という意です。

人はうつくしいものに心を惹かれますが、それは
美しいということは機能的にちがいない
と本能的に感じるからなのでしょうか。

昨今の風潮から、美しさを称えることは所謂ルッキズムとも捉えられかねず、誤解を招きがちであることを承知しています。

慎重に言葉を選んでいうのであれば、
正しく真っ当な状態であることは
そうでないときと比べて”機能的で美しい。”
すなわち
本来持つ役割を適切に効率的に果たすことができ、
調和がとれ好ましく理想的な状態である。
と、表現したいと思います。

幼い赤ちゃんから高齢の方まで
「今、生きている」というそれ自体が美しいもので、
それをより正しく心地よく美しくあることを追い求める
“口腔機能療法”という分野に私自身が魅了されています。

同講演の中で、
こどもは球根のようなもの。
球根を育てる時には、土をつくり、水をやり、太陽の光に当て、環境を整えながらお世話をすると思います。
球根がいつ、どのような芽を出すのか、
どんな色の花を咲かせるかは
お世話をしている人には決めることができません。
芽を出す時期や花の色は、球根の中にもともと備わっているものが成長とともにあらわれてくるものなのです。
というような内容のお話がありました。

育てる。って
本来そういうことなんだな。と
深い学びを得ました。

あの人色の、あの人花になれるように
無理してがんばってみたけれど、
どうにもそのようにはなれませんでした。
私は、自分色の自分花を咲かすことしかできないのだから
もうそれでよし、と自分花を許可しました。
なんだか楽になりました。


写真は頭蓋顔面成長発育に関してのテキストです。


語学学習も兼ねて原文で読みつつ、和訳と照らし合わせています。和文の表現も専門的で難解。
専門的英文→専門的難解和文→シンプルな日本語表現
に解読して、
要点をInstagramのストーリーズで少しずつUPしようと思います。
続けてきた週末メイク紹介もこのところ途絶えてしまっていたので再開していきます。
よろしければご覧ください。